第34回日本老年学会総会(幕張メッセ?東京ベイ幕張ホール)において、本学大学院アドミニストレーション研究科博士前期課程2年生内村香代子さんが、「慢性期病院で看護補助者として勤務する技能実習生の認知症に関する知識と学習ニーズ」について発表しました。
なお、本会は、下記の7学会の学術集会の合同開催で、医療?介護?福祉などに関わる各専門職や職員の方々が多数参加されました。
構成学会
●第67回 日本老年医学会学術集会
●第67回 日本老年社会科学会大会
●第48回 日本基礎老化学会大会
●日本老年歯科医学会 第36回学術集会
●日本ケアマネジメント学会 第24回研究大会
●第30回 日本老年看護学会学術集会
●第9回 日本老年薬学会学術大会
内村さんは、本研究科において、超高齢社会が抱える課題の一つである「病気で入院している認知症の高齢の方々に対して、いかに適切に介護や看護を提供するか」という点について研究をしています。その研究のうち、今回は、慢性期病院に勤務する技能実習生の認知症に関する知識と学習ニーズについて発表をしました。
超高齢社会の只中にある我が国において、人手不足が深刻化している介護の現場では、特に技能実習生の皆さんと協働する必要性や重要性は高まっています。本研究の結果から、技能実習生の方々が「学びたい」と思っている事として、「認知症の症状に関する知識」「自らのケアの技術を高めること」「認知症の方々へ日本語での対応方法」「同僚とのかかわり方」の4つが明らかになりました。
研究対象者の出身国は1カ国、対象者数は5名の女性ですので偏りはありますが、技能実習生へ直接インタビューを通して得た結果ですので、今後の教育体制構築への示唆として期待できます。
松本千晴、西森利樹、中尾富士子
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