2025年5月31日、6月1日福岡県福岡市福岡国際会議場にて開催された日本認知症ケア学会大会にて研究発表しました。
タイトル:訪問介護事業の経営に関連する要因の分析-文献レビューを通して-(アドミニストレーション研究科博士前期課程2年住永みどり)
タイトル:若年性認知症の親をもつ子の体験に関する文献レビュー(アドミニストレーション研究科博士前期課程2年浦田姫佳)
タイトル:認知症疾患医療センターの立場から施設等で暮らす認知症の人への支援を考える(アドミニストレーション研究科博士前期課程3年宗久美)
以下、参加大学院生の感想です。
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私は以前、熊本で行われた本大会の九州大会へ参加したことがあったのですが、全国大会は初めてでした。基調講演や口頭発表、ポスター発表も同時進行で8会場+ポスター発表会場に分かれていて、参加人数もオンライン含め約8000人とその規模に驚きました。
私は5月31日に大学院1年時に研究室のメンバーと取り組んだテーマ「訪問介護事業の経営に関連する要因の分析」について発表しました。発表後は初めてお会いする方や、数年前オンライン講習会でご一緒して私のことを覚えていてくださっていた県外の方からも話しかけられ、テーマや近況などをお話しすることができて、新しい出会いに大変ワクワクしました。
また、他の方の発表テーマも興味深いものばかりでした。全国でさまざまな取り組みや研究がされていて、それを発表する場で新しい出会いがあり、交流が広がっていって「学会」は楽しい場だと感じました。こうした人との繋がりが広がっていくのは、「学会」に直接参加する醍醐味だと思いました。
(アドミニストレーション研究科博士前期課程2年住永みどり)
日本全国の認知症ケアの臨床現場の方や、研究者の先生方の講演、発表を聞くことができ、非常に学びの多い2日間でした。昨今話題になっている抗アミロイド抗体医薬の開発に伴い、専門職のケアもアップグレードしていく必要があるという講演がありました。新薬利用の対象になった人とならなかった人、使いたかった人と使いたくなかった人、本人と家族で意見が割れている場合など、意志決定過程は複雑でそう簡単にはいきません。治療方針を決めるにあたり、共同意志決定(SDM: Shared decision Making)が重要であると言われました。恥ずかしながら、病棟で看護師をしているときの私は、インフォームド?コンセントしか知らなかったので、今回このような、本人家族と専門職がより双方向に協力して意志を決定することとその重要性を新たに知ることができてよかったです。
自分の発表に関しては、?若年性認知症の親をもつ子の体験に関する文献レビュー?という題でポスター発表しました。まず、長年若年性認知症に関する研究と実践をされている先生方と同じグループで発表させて頂き、直接お会いできたことがとても嬉しかったです。発表は緊張しましたが、みなさん真剣に聞いてくださり、質問や意見をたくさんくださいました。
また、自分の今回の文献レビューが現場でどのように活用されるのかがわかり、文献レビューと発表をやってよかったという気持ちでいっぱいになりました。長年若年性認知症に関する研究と実践に取り組まれている先輩方に続けるように、まずは今修士論文で取り組んでいる研究をしっかりやり遂げたいと思います。
(アドミニストレーション研究科博士前期課程2年浦田姫佳)
今回の大会では、私自身が勤務する機関での研究発表の共同演者としての参加ではあったが、会場では認知症ケア学会大会で毎年お会いする先生方との久しぶりの再会や、先生方の新たな研究や取組について触れることのできるよい機会となった。
また、私自身が取り組んでいる研究については、先駆者である先生方と直接お話しするなかで、先生方の経験などいろいろなお話も直接聞くことができ、研究に取り組む私自身への激励とともに、先生方の今後の研究に対する協力依頼をいただくなど、非常に刺激を受けることができた。
学会の中では、興味のある発表が時間の都合で聞けないなど残念な部分もあったが、発表者やその関係者の方々の研究に取り組む熱い思いや、形になった時の喜びなどに触れることができて、自身の研究に対する意欲も高まり学びの多い貴重な2日間となった。
(アドミニストレーション研究科博士前期課程3年宗久美)
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研究の学会発表にあたり、ご支援いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。



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